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<付属池田小殺傷事件>8児童の冥福祈る式典 発生から9年(毎日新聞)

 大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件は8日、発生から9年となった。同校ではこの日、追悼式典「祈りと誓いの集い」が開かれ、参列した遺族や在校生、教職員ら約1300人が、犠牲になった児童8人の冥福を祈った。同校は今年3月、安全な教育環境づくりを行う学校を対象とした国際認証を日本で初めて取得した。式典では、自校の学校の安全への取り組みが、先進的なモデルとなるよう今後も国内外に発信し続けていくことも誓った。

 式典は旧正門脇にある、8人の名前が刻まれた「祈りと誓いの塔」の前で、午前9時から、小雨の降る中、始まった。黙とうの後、藤田大輔校長は「事件を風化させることなく、学校の安全にかかわる着実な取り組みを継続していくことが、付属池田小学校の使命であるとの認識を心に刻みます」と述べた。

 6年の児童代表は「周りの人たちへの感謝を忘れず、支えられるだけでなく、誰かを支える人になります」と誓った。

 同校は事件後、遺族との合意書などに基づき学校の安全対策をハード、ソフト両面で強化。昨年度からは全学年で、防災や防犯、交通安全などを系統立てて学ぶ「安全科」の授業を週1時間行っている。今年3月、子どもたちの安全に地域などと一緒に取り組む学校として、世界保健機関(WHO)の国際認証「インターナショナルセーフスクール(ISS)」を取得した。【山口朋辰】

 【ことば】大阪教育大付属池田小学校・乱入殺傷事件 01年6月8日午前10時過ぎ、宅間守元死刑囚が校内に乱入。1、2年の児童8人を刺殺し、児童13人と教師2人に重軽傷を負わせた。宅間元死刑囚は殺人、殺人未遂などの罪で起訴され、死刑判決が確定。04年9月、刑が執行された。一方、亡くなった児童8人の遺族と大学側との補償交渉は、03年6月に合意した。重傷の児童8人の保護者との補償交渉は、05年5月に合意。また、事件を目撃した児童のうち2人との補償交渉も合意している。

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臨時閣議は「28日中」平野官房長官 「連立を崩そうという考え方ではない」(産経新聞)

 平野博文官房長官は28日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場移設問題に関する臨時閣議を28日中に開き、政府方針を決めるとの考えを示した。

 日米共同声明を受けた政府方針に閣僚の署名を求めるかについては「検討中だが、連立を崩そうという考え方ではない」と述べた。

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首相、23日に沖縄再訪=対話集会は見送り―普天間(時事通信)

 鳩山由紀夫首相は23日、沖縄県を訪問し、仲井真弘多知事はじめ関係者に米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設に関する政府の考え方を説明する。政府は今月末までに県内移設を柱とする政府方針の決定を目指しているが、地元は反発しており、理解を得るのは難しい状況だ。
 首相の沖縄入りは、4日に続いて2度目。知事のほか、稲嶺進名護市長ら北部12市町村長とも会談、振興策などについても意見を交わす見通し。一方、前回開催した住民との対話集会は行わない。 

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[静かすぎる対策]EV/HVに音を付けてみました(レスポンス)

走行音が静かすぎて歩行者が接近に気がつかない。こうした指摘を受け、EV(電気自動車)やHV(ハイブリッド自動車)に、わざと音を付けた「静音性対策」車両の実車走行調査と体験会が10日午後、都内の自動車学校で開催された。報道陣や一般に公開された。

先に国土交通省自動車交通局がまとめた「ガイドライン」にそって、トヨタ、日産、三菱の3メーカーが対策車両を準備。一般道に見立てた自動車学校のコースで、実車走行を実施した。

用意された車両は、HVではトヨタ『プリウス』、EVでは三菱『i-MiEV』、日産の試作車の3台。自動車学校で使われているガソリンエンジンの教習車両も比較のため用意された。

静音性対策車両が音を出すのは、走行速度10km/h程度の低速の場合だ。調査では対策車両の単独走行のほか、停止、発進をした場合、ガソリン車に続いて走った場合など、様々な走行パターンをテストした。目の不自由な人も走行音を体験した。

《レスポンス 中島みなみ》

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 武田薬品工業は4月28日、米国でアンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)の高血圧症治療薬TAK-491(一般名=アジルサルタン)を米食品医薬品局(FDA)に承認申請したと発表した。同社のARBカンデサルタン(日本での製品名=ブロプレス)の後継品となる。

 今回の申請は、欧米など海外で5900人以上を対象に実施した7本のフェーズ3試験の結果に基づく。試験では、単剤療法または利尿薬のクロルタリドンやカルシウム(Ca)拮抗薬のアムロジピンといった他の治療薬との併用療法で、有効性と安全性を確認。同じARBのオルメサルタンやバルサルタン、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬ラミプリルとの比較試験も実施したという。

 TAK-491は、現在日本でフェーズ3、欧米でフェーズ2段階にあるTAK-536の「プロドラッグ」で、体内で代謝を受けるとTAK-536に変換するという。同社は「欧米ではTAK-491、日本ではTAK-536の開発を優先する」と説明している。日本ではTAK-491の開発はしていないという。


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平城遷都1300年祭 和の匠と学者、熱い挑戦実る 困難極めた資料なき復原(産経新聞)

 平城遷都1300年祭の平城宮跡会場(奈良市)で16日、披露された第一次大極殿と遣唐使船。絵図などの資料がまったくないなかでの復原は困難を極めたが、考古学から船舶史学などの学術成果に加え、文化財建築を担う人たちの経験や情熱が支えた。

 ◆技術伝承「良い機会」

 大極殿の復原で宮大工を指揮した瀧川寺社建築(奈良県桜井市)会長の瀧川昭雄さん(76)は「宮大工としての60年の経験を注ぎ込みました」と話した。

 柱の配置さえ明確ではなかった第一次大極殿。薬師寺東塔など同じ時期に建造された文化財を参考に、奈良文化財研究所が導き出した推定イメージが建築様式の基本になったが、内部構造は宮大工に任された。

 瀧川さんは、3代目宮大工。文化財修復の専門職の経験も長く、法隆寺や薬師寺など100カ寺あまりの修復に携わった。くぎを使わずに部材を組み立てる奈良時代と同じ技法を採用。設計図には表れない部分で長年の経験が生かされた。

 復原は、後継の育成の面でも大きいという。約30年前にモンゴルのラマ教寺院を修復した際、現地で技術が途絶え、文化財が放置されているのを目の当たりにし、「日本でも同じ状況になりかねない」と危機感を抱いた瀧川さん。会社では、10代後半の若者を積極的に採用してきた。文化財の復原の仕事はめったにない。「育てる立場として本当にありがたい作業だった」という。

 ◆出土した瓦を基に

 一方、復原された大極殿の屋根に葺(ふ)かれている深みのある黒色の瓦。使用された約10万枚の製法や葺き方を指導したのは、法隆寺や東大寺など多数の歴史遺産の屋根に携わった瓦葺き職人の山本清一さん(77)だ。

 出土した当時の瓦を基に一般的な瓦より約250度高い1150度の高温で焼き締めることで、釉薬(ゆうやく)を使わず独特の色合いを再現しながら雨水をはじく瓦を再現。日本伝統瓦技術保存会長として後継者育成に尽力する山本さんも、約40人の職人が集まった今回の仕事に手応えを感じている。

 ◆遭難の記録から

 遣唐使船の復原を指揮したのは松木哲・神戸商船大名誉教授(83)=船舶史。「遣唐使船を見てみたいという人の興味を封殺してはいけない」との思いだったという。

 具体的な資料がないなかで、助けとなったのは、遭難記録だった。「『嵐で船がまっぷたつに割れ、それぞれに人を乗せて岸に着いた』とあり、真ん中から割れても人間を乗せて数日間浮いていられる構造と分かった」

 大きさは、「続日本紀」に4隻で600人が渡ったと記された人数と、禅宗の修行僧が畳1枚分のスペースで生活することから算定、全長約30メートル、幅約10メートルの船になった。松木教授は「こんな小さな船で唐に渡るのは不安だったはず。それを克服して海を越えた遣唐使たちの思いを感じてもらえたら」と話している。

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堺の男児死亡 「4〜5日前から数回繰り返し腹を押さえた」 同居男を送検へ(産経新聞)

 堺市堺区で1歳6カ月の岩本隆雅(りゅうが)ちゃんが虐待死した事件で、傷害容疑で逮捕された無職、古田島昂志(こたじま・たかし)容疑者(23)が、大阪府警の調べに「4〜5日前から数回繰り返し腹を押さえた」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 府警によると、司法解剖の結果、死因は腹を殴打され、小腸と腸間膜が裂けたことによる出血性ショックと判明。府警は容疑を傷害致死に切り替え、16日午後送検する。

 捜査関係者によると、古田島容疑者は「死亡する4〜5日前から腹を押さえる行為を繰り返した。腹と背中を挟んで抑えることもあった」と供述している。

 司法解剖では、隆雅ちゃんのおでこに皮下出血があったほか、全身数カ所にあざが見つかった。あざについて、古田島容疑者は「言うことをきかないときにいらっとして手を出した」と暴行を認めているという。

 母親(21)は「仕事から帰宅すると自分の知らない間に隆雅の体にあざができていることがあった」と説明しているという。

 このほか、隆雅ちゃんは体重が7・8キロと同年齢の平均10キロ以上に比べ、やせていたことも判明。全身の栄養状態が悪く、育児放棄されていたとみられる。

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 11日午前9時ごろ、大阪市城東区鴫野西の日本フリーメソジスト大阪城東基督教会で、1階出入り口付近に消火器が投げ込まれ、ガラスが割られているのを、教会の男性牧師(47)が見つけ、110番した。

 城東署によると、この建物は1階が教会で3階部分が住居になっており、牧師は午前10時からのミサの準備をしようとしてガラスが割られていることに気がついたという。牧師の家族が、この日の午前2時半ごろに帰宅した際には、異常はなかった。

 大阪や京都、兵庫などでは昨秋以降、プロテスタント系の施設を狙って消火器などを投げ込む建造物損壊事件が相次いでおり、警察は関連を調べている。

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 大阪府寝屋川市で岸本瑠奈(るな)ちゃん(当時1歳)が虐待で死亡したとされる事件で、1月に救急搬送された瑠奈ちゃんののどに、かんだ跡のほとんどない肉まんが詰まっていたことが捜査関係者への取材でわかった。瑠奈ちゃんはあごの骨を折っており食事ができる状況になかったことから、府警寝屋川署捜査本部は、傷害致死容疑で逮捕した両親が虐待を隠ぺいするため、故意に肉まんをのどに詰めたとみている。

 捜査関係者によると、父親の岸本憲(あきら)容疑者(26)は1月27日朝「1歳の娘が起きない」と119番。憲容疑者らが「前日夜(瑠奈ちゃんが)勝手に食べた肉まんが詰まったのかもしれない」と説明したため、救急隊員が瑠奈ちゃんののどを吸引したところ、肉まんが取り出された。肉まんには、かんだような跡が確認できなかった。

 しかし実際は、強く揺さぶられたことで意識不明になっており、3月7日に脳腫脹(しゅちょう)のため死亡したとされる。また、瑠奈ちゃんは意識不明になった時点であごを骨折しており、痛みで食事どころではなかったとみられる。

 さらに、憲容疑者は逮捕直後の調べで、瑠奈ちゃんの意識不明の原因を「ベッドから落ちたからかもしれない」とも説明したという。

 こうした点などから、捜査本部は、虐待で瑠奈ちゃんが意識不明になった後、憲容疑者らがとっさに食べ物を原因にすることを思いつき、肉まんをのどに詰めたとみて追及する。

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 「そのときの気持ちは説明できない」――。参院本会議の採決で、不在だった隣席の投票ボタンも押すという前代未聞の不祥事で議員を辞職することになった自民党の若林正俊・元農相(75)。

 2日朝に開いた記者会見では「魔が差した」「深く考えていなかった」などと額に汗をにじませながら釈明に追われた。

 自民党にとって、夏の参院選に向け、巻き返しを図ろうとしていたさなかのベテラン議員の失態。同党の若手・中堅の参院議員たちは「怒りを超えてあきれた」「緊張感がなさ過ぎる」と、落胆を隠せない様子だった。

 2日午前、辞職願を提出した後、国会内で釈明会見に臨んだ若林元農相は終始伏し目がちで、額には汗をにじませていた。ボタンを押した理由について、何度も説明を求める報道陣に対し、「判断と言うほど、深く考えていなかった。そのときの気持ちは説明できない」「魔が差したとしか言いようがない」などと、力なく繰り返すだけ。過去にも同様の行為があったかどうかについて問われた時には「それは全くありません」ときっぱり語ったが、わずか10分ほどで会見を切り上げた。

 この日、参院本会議に出席するため国会に姿を見せた当選1回の丸山和也議員(64)は「批判を通り越して、あきれてしまった」と語ると、「私たち議員の1票には、国民からの負託がある。行為としては隣の人の分も押してしまったという単純なものだが、やったことは極めて重い」と話した。

 同じく当選1回の西田昌司議員(51)も「あり得ない。残念の一言です」。当選3回の山本一太議員(52)は「十数年議員をやっているが、こんな事態は聞いたことがない。参院選に向けて大事な時期に、緊張感がないとしかいいようがない」と述べた後、「すぐに責任を取ったことだけはよかった」と残念そうに続けた。

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